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2023/11/07 16:48

11月に入ってもまだ暖かい日が続きますが、今年も残り2ヶ月を切りました。

この時期になると毎年入荷する「大枝活版室さん」の2024年版カレンダーが今年も届きました。

いつもカレンダーが届くともうすぐ今年も終わるなぁと実感します。



大枝活版室さんは大阪の守口市に印刷所と実店舗を構えています。
何十年もの間眠っていた印刷所を他の活版印刷の方などに協力をしてもらい再び使えるようにして、デザイナーと印刷工のお二人でスタートしました。

活版印刷は版を使い、圧力をかけて紙にインクを転写するハンコやスタンプのような原始的な印刷方法です。
印刷された紙の表面は凹んでいるので思わず触ってみたくなります。




印刷所には版がぎっしり詰まった棚や、たくさんの紙があり、インクの匂いがしていて好きな方にはたまらない空間です。
その中でも目を惹くのが、テキンと呼ばれる手動の印刷機と自動活版印刷機(ハイデルベルグ社プラテン機)。
自動活版印刷機は60tもの圧力をかける為、他の活版印刷機に比べて立体感が出るそうです。
この機械はかなり大きく、熟練された印刷工の方でないと扱えず、インクで汚れながら使いこなす姿はカッコ良くて思わず見入ってしまいます。
当初デザイナーだったオーナーさんは今ではこの機械も使いこなし印刷しています。

今回ご紹介するカレンダーはシンプルで周りのインテリアに馴染みやすいデザインですが、この自動活版印刷機を使い押されている文字は力強く印刷されています。



紙は活版印刷の凹凸が映えるように少し厚みのあるざらりとした手触りで、真っ白ではなく少しくすんだ色に仕上げています。
縦長の100×230mmとコンパクトで、玄関やお手洗いなどのちょっとしたスペースにも飾りやすいサイズです。

1枚ずつマスキングテープやピンで壁に貼ったり、何枚かをランダムにインテリアとして飾ったりするのもおすすめです。1枚だと冷蔵庫にマグネットで貼り付けることも出来る厚みです。




また、立てかけたり吊るして飾れるように別売りでカレンダーのサイズに合わせたクリップボードも販売しております。
ボードはココアとグレーの2色、クリップはシルバー、ゴールド、ブロンズの3色からお選びいただけます。
組み合わせを考えるのも楽しくて特別感が出ますね。

毎年このカレンダーを楽しみにしてくださっているお客様も多く、年末に会うお友達へのプレゼントに選ばれることもあります。
シンプルなデザインと小ぶりなサイズなので贈られた方も使いやすく、翌年はご自身用に買いに来てくださる方もいらっしゃいます。

作り手の温かさを感じる活版印刷を身近に使えるカレンダーで2024年の日々の暮らしに取り入れてみませんか?


また大枝活版室さんのメッセージカードやマスキングテープなど他の商品も取り扱っておりますのでそちらも是非ご覧ください。